音響機器
再生機器
文字通り、音源を再生します。とはいえ、いくつかあります。
PC
現在の主流です。パソコンで音源を再生します。
別記事で詳細を書いているのでそちらを見てください。
パソコンオペの場合、音質の問題や出力ch数の問題からしばしばオーディオインターフェースを使用します。その場合の配線は、PC→オーディオインターフェース→ミキサー、というような形になります。
オーディオインターフェース
前述の通り、PCとセットで使います。PCにイヤホンジャックがあるからそれでいいじゃないかという話にもなりますが、PC付属の基板ではノイズが乗りやすかったり、あるいはその問題がなくとも、出力チャンネル数がイヤホンジャックではせいぜい左右の2chしかなく、3つ以上のスピーカーに同時に違う音を流そうと思うと対応ができないので、しばしばオーディオインターフェースを用います。
オーディオインターフェースは、PCが出力するデジタル信号をアナログ信号にコンバートするPCの周辺機器です。モノにもよりますが、4chだったり8ch分の出力を持っています。
スマホ
普段使っている端末で音を出せるということで案外スマホで音源を流している劇団も少なくないです。ただ、うっかり通知音が鳴ったりすると悲惨なのでご注意ください。
サンプラー
SP-404シリーズが有名ですが、ボタンが何個もついていて、ボタンに対応した音を鳴らせるハードウェアです。任意の音を収録でき、押せば鳴るというわかりやすい仕様のためか、多くの劇団で使われています。ただし、あまり複雑なオペはできません。
各種デッキ類
CDデッキやMDデッキ、カセットデッキなどが当たります。かつては主流でしたが、サンプラーやパソコンの台頭により年々数を減らしています。知っている高校演劇部で、業者に激押しされてSDカードデッキを導入した学校がありましたが、一体どうなったのやら...
音楽プレーヤー(ウォークマンなど)
うちの高校で使ってました。はっきり言って使い勝手悪いです。ただ、いいやつの場合、音質に文句はありません。以上。
ミキサー
音をミックスする、例えば、サンプラーから来た音とマイクから来た音をミックスして同じスピーカーで流せるようにします。
ただ、これにも種類があります。ただし今回は、パワードミキサーの紹介は省略します。
アナログミキサー
普通のよくあるミキサーです。入力したアナログ信号をそのまま処理して出力します。本体のサイズと扱えるチャンネル数が概ね比例します。大抵の場合はこれで十分です。
デジタルミキサー
アナログで入力した信号を一度デジタル信号に変換して処理をし、再度アナログ信号に変換して出力します。技術詳細は差し控えますが、アナログミキサーより多くのチャンネル数を扱えたり、かけられるエフェクトも複雑なものを取り揃えている場合が多いです。ただし、めちゃくちゃ高いです。
アンプ
要求に対して雀の涙程度の出力しかないミキサー等からの出力を、スピーカーに突っ込んだら大音量で流せるくらいまでの出力に増幅するのがアンプです。細かく書くと色々書けますがとりあえず記事を書き終えたいので省略します。後述するスピーカーのところで出てくるアクティブスピーカーを使う場合は、アンプは不要です。
スピーカー
まさにご存知、音を流すアレです。様々な項目でカテゴリー分けがありますが、演劇をやる上でも割と関係してくるかもしれないパッシブとアクティブについてご説明します。
パッシブスピーカー
アンプからの出力でそのまま駆動するタイプです。外部電源が不要です。小劇場とかにあるスピーカーはほぼほぼこれです。
アクティブスピーカー
アンプを必要としませんが、外部電源が必要で、コンセント等から線を引かないといけません。ホールや体育館等の備え付けPAシステムのスピーカーだとこのケースがあります。
コネクタ規格
そのうち描き足すね...
配線図
一般的な小劇場にある音響機器は以下のように配線します。
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再生機器
↓
ミキサー
↓
アンプ
↓
スピーカー
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以下執筆中。